Fallout3ModManager(以下FOMM)はFallout3のMODを利用する上で非常に便利なツールです。
Fallout3でMODを使いたい場合は、まず最初にFOMMの使い方をマスターすることをお勧めします。
ウィンドウにリストアップされたMODをドラッグ&ドロップで変更出来ます
MODはリストの上から順にロードされていきます
Mod Indexの値もロード順によって変化しますが、v0.9.1時点では変更に連動して変化してくれません
正しい値はFOMMを起動しなおすことで確認できます
Fallout3のプログラムは上から順番にMODを読み込んでいきます。
そのため、ロード順が後ろにある物は前のMODと同じ要素があった時、それを上書きすることになります。
例えば、とある人形に対して
の順で読み込んだ場合、ゲーム内で人形は銃を装備し、帽子をつけ、巨大化したキャラクタになっています
FOMMのPackage Managerを使うとMOD毎にファイルを管理できるので、
大量のファイルを必要とするMOD元に戻したり、MODの入れ替えなどの管理がしやすくなります。
ここで登録されたMODは、FOMMインストール先のmodsフォルダ内にFOMOD形式として保存されます。
Package Managerでリストアップされたファイルを右クリック - Fomod statusから、その内容が確認できます。
主にウィンドウ内のfomod contents listの項で、MODが正しいディレクトリ構造で適用されるか確認するために用いられます
削除するときはPackage Managerでリストアップされたファイルを右クリック - Deleteで、
各情報やスクリーンショットを変更する場合にはEdit infoから表示されるウィンドウから編集可能です。
ArchiveInvalidationInvalidated!.bsaを生成し、FALLOUT.iniのSArchiveListの先頭に追記する機能
Archive InvalidateはDataフォルダ以下にあるファイルを読み込ませる設定のこと。
その際、ArchiveInvalidation.txtを作成し、その中に読み込ませたいファイルを書き込むことでゲーム中の各要素は変更される。
Archive Invalidation Invalidateは名前の通り、Archive InvalidationをInvalidated(無効化)する機能のこと。
BSA redirectionという手法を使っており、ArchiveInvalidation.txtを用意しなくても、
Dataフォルダ以下のファイルが自動的に適用されるようになる。
Fallout3のシステムは、まずSArchiveListの最初に書かれたTextureを含んだBSAを読み込み、その中から必要とされるTextureを探す。
そこに必要なFileが見つからない時はDataフォルダを探し、また次のBSAへ、という作業を繰り返す。
BSA Redirectionはこの仕様を逆手にとったもので、ダミーのテクスチャを1つだけ入れたbsaファイルを最初に読ませることで、
最優先でDataフォルダ以下のファイルをを読み込ませる手法を指す。
そのため、ArchiveInvalidation.txtを用意しなくてもファイルが読み込まれるという仕組み。
ItemやNPCは複数のデータ(ポリゴンデータやAI、名前、所持アイテム等々)を持ちますが、
これらはセットで扱われる為、部分毎に違うMODを適用しても意図したように反映されません。
例えば、攻撃力100, 耐久値100の武器に対して
の順で読み込んだ場合、ゲーム内では攻撃力が3000,耐久値は100のままの武器が生まれます
両方の効果が反映された武器を作成したい場合は、GECK等を使って2つのMODを1個にまとめる作業が必要があります
fomodをedit infoで修正すると、内部でfomodの再圧縮が行われるようなのですが、このときfomodに含まれるファイルの名前が小文字に変更されてしまいます。そのため一部のmeshやtextureがゲームに反映されないという問題がおこります。
(fomodの圧縮形式を標準の7zからzipに変更したときのみ発生?)